2013年。 9月。 高校一年。2学期の始業式の翌日から不登校になり、そのまま高校中退。ひきこもり開始。 家を出る直前に腹痛を起こすようになった。 そして登校が怖くなって、家を出ることができなくなった。そのまま不登校となった。 両親はなんとかぼくを学校に戻そうと必死だった。ある休日、担任が家に来てぼくの部屋の前から呼びかけたが、ぼくは無視した。 周囲には、不登校であるという現実を受け入れてもらえなかった。 後になって、その対応は不登校の対応として誤っていたことが分かった。しかしそのノウハウが無い環境だった。 その月のある日、家出をした。誰もいない昼間、土浦まで歩いた。雨の日だった。リュックを背…