パトリシア・コーンウェル著 世界的なベストセラーとなったサスペンス・ミステリ、検屍官シリーズ第1作。
原題:Patricia Daniels Cornwell, Postmortem, 1990.
内容紹介
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- 内容(「BOOK」データベースより)
襲われた女性たちは皆、残虐な姿で辱められ、締め殺されていた。バージニアの州都リッチモンドに荒れ狂った連続殺人に、全市が震え上がっていた。犯人検挙どころか、警察は振回されっ放しなのだ。最新の技術を駆使して捜査に加わっている美人検屍官ケイにも魔の手が―。MWA処女作大賞受賞の傑作長編。
講談社文庫
- 検屍官
- 著者:P.コーンウェル著、相原真理子訳
- 出版:講談社 講談社文庫
- サイズ:文庫 / 504p
- ISBN:4061850695
- 発行年月:1992年1月
- 検屍官シリーズリスト→キーワード「パトリシア・コーンウェル」をご覧ください。
主人公ケイ・スカーペッタ Dr. Kay Scarpetta
※検屍官シリーズならびに和田奈津子著『検屍官研究』(ワニブックス、2000.1、ISBN:4847013247)を参考にしました。
- バージニア州検屍局長。のちにFBI捜査支援課コンサルタント、FBI・ATF顧問法医学者、バージニア大学客員教授を兼職。→検屍局長を辞任し、フロリダ州デルレイビーチに住んで法病理学者の資格で犯罪コンサルタントをして生活(シリーズ第12作『黒蠅』)。
- バージニア州リッチモンドの検屍局中央局に勤務。リッチモンドに暮らす。→フロリダ州デルレイビーチに引っ越し(『黒蠅』)。
- 専門は病理学、副専攻法医学。ジョージタウン大学のロースクールで三年間学んで法学の学位も持っている。
- 推定生年月 1946年6月。シリーズ開始時40歳。→その後若返る…(『黒蠅』)。
- フロリダ州マイアミ出身。内の近所で小さな食料雑貨店を営む家庭の長女として生まれる。父はケイ12歳の年、持病の慢性リンパ性白血病で他界。母(ケイのことをケイティと呼ぶ)、妹ドロシー(児童書の作家として高い評価を受けているが親としては無能)、ドロシーの子で姪のルーシー・ファリネリ。
- 身長160cmそこそこ(『検屍官』p.52)。左利き。
- イタリア系アメリカ人3世。祖先は北イタリア・ヴェローナ出身(『検屍官』p.112)。
- 金髪・碧眼・色白、サボイやオーストリアにつながるゲルマン系の人目につく顔立ち(p.111)
- 趣味は料理。自宅に自慢のキッチンを備えている。
- 身に着けているのはデザイナーズ・スーツ。作業するときは白衣。