この前、何気なく東京駅から銀座に向かい歩いていたら 京橋近くに「江戸歌舞伎発祥の地」の大きな石碑がありました。 歌舞伎は1603年に、出雲阿国という女性が京都で歌舞伎踊りをしたのが始まりと言われ、それがやがて江戸を中心に「江戸歌舞伎」として定着し大人気となります。 江戸歌舞伎は、1624年(寛永元年)に初代中村勘三郎が日本橋と京橋の中間にある中橋南地で櫓(やぐら)を建て「猿若座」を起こしたことに始まります。 なお、猿若座は、その後、中村座に改称されます。 しかし、猿若座は、観客を呼びこむために櫓(やぐら)で叩く太鼓の音が、 江戸城の武士たちが登城するときの合図である櫓太鼓と似ていて混乱するとい…