[英語表記] International Union of Pure and Applied Chemistry (略称:IUPAC) 国際純正・応用化学連合は、本部をスイス・チューリッヒに、事務局をアメリカ合衆国・ノースカロライナ州のリサーチ・トライアングル・パークに置き、世界各国の化学者が参加する国際学術機関。 1919年にイギリスのロンドンで設立(国際応用化学会議を引き継ぐ形で)。 元素名や化合物名についての国際基準(IUPAC命名法)を制定している組織として有名。
[HK]Food Safety Focus-食品検査と分析-正しさをどうやって確保する? Food Safety Focus- Food Test and Analysis - How to Ensure Accuracy? 20 Dec 2023 https://www.cfs.gov.hk/english/multimedia/multimedia_pub/multimedia_pub_fsf_209_02.html 食品産業のグローバル化は近代的な物流の結果である。この移動性は国際的な食品貿易を支え、様々な場所から香港に多種多様な食品が輸入されるようになった。食品の安全性を保証するために…
以下の文章は「ゆゆ式 Advent Calendar 2023」16日目の記事に該当します。 adventar.org 安定の一年ぶり稼働となります、紅茶と申します。 2018*1、2020*2、2021*3、2022*4ときて4年連続5回目の参加だそうで。こう並べてみるとなかなか感慨深いものですね。 ネタを練る余裕もなければ文章として出力する時間もない、ということで今年こそ参加は見送る予定だったんですが。企画のスタートに伴い日々投稿される記事を触媒としてこの一年間ぼんやりと浮かんでいたネタが徐々に形を成してきてしまい、いつの間にやらその気にさせられておりました。やはりお祭り気分というのは人を…
元素の周期表で一番右の列にある「貴ガス(*)」、私たちの高校生時代は「0族」でした。左側から2列、「アルカリ金属」「アルカリ土類」も「ⅠA族」「ⅡA族」でした。1988年に IUPAC(**) が各列に 1~18の番号を振って、アルカリ金属とアルカリ土類は「1族」「2族」、貴ガスは「18族」に変わりました。昔の族(暴走するわけではないです)の名称は、化学反応にあずかる電子に関する情報を暗示していて、なかなか捨てがたかったものですが(個人的感想)。そういえば、pH もドイツ語読みの「ペーハー」から英語読みの「ピーエイチ(***) 」になりました。時代の変化にできるだけついて行こうとは思うものの、…
そもそもポリマーとは何なのか? 高校生の頃に化学を履修していたなら,授業でポリマーや高分子という単語を習ったことがあるでしょう。そこで,ポリエチレンやポリスチレンなどの名前や構造を学び,身の回りに広く使用されている素材だということを知ったと思います。下の図のように結合がズラッと並び分子量が何千何万もあるのが高分子だ,とのイメージを持つ方が多いでしょう。 ポリエチレン しかし,例えば以下に示すマイトトキシン (Maitotoxin) という毒素は天然で合成される最も分子量が大きい分子であり,分子量は3422です。(1)比較に,よく目にする低分子としてベンゼンを挙げますが,分子量はたったの78です…