六国史以下の、国史の基本的な文献となる各種史書を集成・校訂した叢書。 田口卯吉編、黒板勝美校訂。1897(明治30)〜1904年刊。正編一七冊、続編一五冊。 これを改訂・増補して、29(昭和4)〜64年新訂増補版『新訂増補国史大系』を刊行(六六冊)。 平成14年(2002)9月、吉川弘文館より第2次復刊。
岩城賢太郎さんの「『源平盛衰記』における古活字版と整版とー表紙裏古活字版反古無刊記整版本の調査報告を手掛かりにー」(「武蔵野文学館紀要」13 2023/3)を読みました。丹念な調査に基づき、元和寛永古活字版から乱版(1冊の中に古活字版と整版の丁が混在する版本)を経て整版本へと変わって行く間に、意図せぬ本文変化が起き、それが後のテキストに受け継がれていく現象を追究しています。 源平盛衰記は、近世を通じて無刊記整版本が繰り返し刷られました。慶長古活字版以前の写本は限られたものしか残っておらず、その後字詰めを圧縮した元和寛永古活字版が出て、それを元に乱版や無刊記整版本、絵入り版本2種が出ました。乱版…
さてさて、 https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2024/03/19/071331 「時系列上の矛盾「方形配石火葬(荼毘)墓」…「有珠オヤコツ遺跡」ってどんなとこ?…※追記1」… https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2024/03/17/191101 「北海道中世史を東北から見るたたき台として−11…日本国内全体像を見てみよう、そして方形配石火葬墓,十字型火葬墓は?」… https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2024/02/04/103246 「中世墓はどう捉…
九州大学学術情報リポジトリKyushu University Institutional Repository蒙古襲来以後の日本の対高麗関係佐伯, 弘次 九州大学大学院人文科学研究院歴史学部門 https://doi.org/10.15017/1650926出版情報:史淵. 153, pp.1-28, 2016-03-18. 九州大学大学院人文科学研究院 バージョン:権利関係: 蒙古襲来以後の日本の対高麗関係(((蒙古襲来以後の日本の対高麗関係はじめに高麗と日本の関係は、国交こそなかったが、長い関係を有している。とくに一〇一九年の刀伊の入寇によって、 その関係は深まり、十一世紀後半になると、日…
【史料1】 長禄二年(1458)七月二十五日条 (『大乗院寺社雑事記』1─440頁) 廿五日 一室町殿義─政 御拜賀、扈従公卿 (中略) (語) 一九条大納言殿御共三条実文朝臣、於殿中腹気子細在之、言悟道断次第、 先代未聞事云々、 「書き下し文」 一つ、九条大納言殿の御共三条実文朝臣、殿中に於いて腹気の子細之在り、言語道断の次第、先代未聞の事と云々、 「解釈」 一つ、九条大納言政忠殿のお供の三条実文朝臣が、烏丸殿で腹痛になった。とんでもない状態で、前代未聞の出来事だという。 Sanefumi Sanjo, an attendant of Masatada Kujo, developed a s…