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佐山哲郎

(一般)
さやまてつろう

スタジオジブリ製作の長編アニメーション映画『コクリコ坂から』の原作者。
かつて明石賢生の主宰していた自販機本・ビニ本出版社「エルシー企画」「群雄社出版」の編集局長。
編集者、ライター、歌人、浄土宗僧侶、官能小説家、少女漫画の漫画原作者まで幅広い分野で活動している。
1948年、東京都台東区根岸生まれ。東京都立大学人文学部中退。
1968年4月の沖縄奪還闘争で逮捕された後、学生運動から足を洗い雑誌編集者・ライターになる。
エルシー企画で同僚だった安田邦也は当時の佐山について「一冊分の原稿を一人で書くという荒ワザをやってのけるんだ。それも一昼夜だよ、一昼夜。小説から風俗ルポルタージュ物、告白手記と、文体変えて次から次へとササーッとでっち上げて行く。あんなに筆の速い人って後にも先にも見たことないよ」と語っており、異常なほど速筆だったという。
1978年、佐山が編集していた自販機雑誌『スキャンダル』が高杉弾と隅田川乱一に乗っ取られ、そのまま伝説的自販機本『X-Magazine』『Jam』『HEAVEN』創刊の運びとなる。
1980年には高橋千鶴作画で漫画『コクリコ坂から』を発表。同作は2011年にスタジオジブリによってアニメ映画化された。
現在は東京の下町にあるお寺の住職を務めている。
かつて群雄社に出入りしていた竹熊健太郎は佐山が後にジブリ作品の原作者になったことについて「原子力潜水艦の炉心にピンポイントで隕石が当たったような感じ」と語っている。

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