1960年代ごろから「ゆさぶり」発問が取り上げられるようになり、ゆさぶり発問というテーマで国語、算数、社会、理科の4教科で発問研究がまとめられました。「ゆさぶり」発問は、機械的に扱うものではなく、授業観や指導技術観、子ども観など、「観」の問題です。子どもの内側からつき動かすエネルギーを引き出し、子どもの主体性を発揮できるようにするというイメージです。そういった意味でも、上田薫(1988)が「ゆり動かす」という表現を使っているように 、私も「ゆさぶり発問」よりも、「子どもの内からゆり動かす働きかけ」と表現する方が望ましいと感じます。以下、「ゆさぶり」というテーマに関する文献。ーーーーーーーーーー…