1961年生まれ。ライター、評論家、DJ。 東京芸術大学中退。学生時代、工作舎のイベントに関わる。 フリー編集者として、北宋社から「あぶくの城 フィリップ・K・ディック研究読本」(1983)や「吾が魂のイロニー―カート・ヴォネガットJr.の研究読本 (1984年) を刊行。 その後、編集、執筆活動を行うが、90年代からは音楽関係の仕事に比重を移し、テクノやトランスの評論家、DJとして活躍。
BGM: Momus "Marquis of Sadness"図書館に行き、イアン・マキューアン『最初の恋、最後の儀式』という短編集を借りてきた。さっそく読み始めている(私の読書とはこんな風に、ただ読みたいものを野放図に読み散らかすというものだ)。この歳になってみると不思議なもので、まだ読んでいない本よりすでに読んでしまった本の方が面白く感じられる。イアン・マキューアンは私が尊敬するライターの三田格氏の影響で読み始めたのだけれど、なかなか面白い。近親相姦を扱ったアブノーマルな作風なのに、書いている姿勢が極めて真面目だからこそ読ませる。古本で注文していた片岡義男『英語で日本語を考える』が届いた。…
ダブテクノの密度を感じる重い低音と大胆なサイドチェインの合わせ技で、地響きのようなサウンドを作り出したエポックメイキングな作品。なにはともあれ「North To South」を大音量で聴いてみてほしい。三田格も書いているが迫力がすごいので精神が弱っているときは×。
以前参加していた読書会のイベント「雑誌の企画を考える」に参加しました。私は以前からの自分の研究テーマ「旅と音」に取り組み、雑誌名、コンセプト、初回の企画を考えました。今回の特集内容は「旅と音」です。『STUDIO VOICE』とか実験音楽、jazz、classic、音そのものが好きな人に読んで欲しいです。 consept Sequenceは生物学におけるシーケンスからきています。 タグラインは「Personal Sequence」。 意味は「パーソナルな視点で世界を読み取る」です。 性別、世代、国籍、人種、ジャンルなどにとらわれることなく、複雑に様々な考えが横断する世界において単一の要素を選ぶ…
「house definitive」を読む。 HOUSE definitive 増補改訂版 (ele-king books) 作者:西村 公輝,猪股 恭哉,三田 格 ele-king books Amazon 元々の出版時から教科書的なアーカイブとして知っていたけど、改めて2022年時点の資料として読んで面白かった。レビュアーもどういう人か知っている人が多いのでメタ的な読み方も楽しめる。 1970年代のhouseミュージック前夜の曲からきちんと紹介して、世界各国のhouseを網羅的に紹介する内容になっていると思う。著者や編者の意向もあって、ややDetroit House、moodymannやt…
本の買取強化中です。JR小倉駅北口「小倉の古本屋」古書城田 JR小倉駅北口(新幹線口)の古本屋、古書城田です。北九州市内をはじめ福岡県内&近県、本の出張買取、本の遺品整理を行なっています。大量歓迎です。査定無料、出張費無料です。どうぞご相談くださいませ。 (買取専門)093-551-3009 メール:shirota@mx71.tiki.ne.jp 古物商許可証 [第32483号/福岡県公安委員会] 全国古書籍商連盟北九州古書組合所属 店舗はJR小倉駅北口、徒歩1分の場所にございます。ファミリーマート小倉駅北口店さんのすぐ裏手となります。ご来倉の折は、どうぞお気軽にお立ち寄りくださいませ。 〒8…
#ThursdayAfternoon002 坂本龍一 12 2023 ⭐️ ⭐️ ⭐️ ⭐️ このアルバムについて既に何度か記したが、未だに少し特別なCDであるし、まだ考え事をしながら聴いているところがある。それは「音楽って何だろう?」というような漠然とした疑問も含んだもの。そういう漂うような時間をこのアルバムと共に静かに過ごすのは心地がよい。このアルバムに触れてから改めて、そうか坂本龍一のアンビエント作品もあるんだと気づき、しかし結果的にはいくら過去作品をあたっても、『12』のような純粋なアンビエントアルバムは存在しなかった。近年のいくつか、過去にもそれらしきものはあったのだが、やっぱり全く…