まるでオードリー若林が、芸人ジミー大西の素顔を演じる自伝的映画。みたいなチグハグさ。芸人が別の芸人を演じる虚構の不気味さがあり、そこで演じられているジミー大西の姿が普段の自分の鈍臭い人生がもし芸人として間違って成功していたら?みたいな2重3重の重苦しい不気味さと闘う鑑賞している自分の自我とその妄想を払いのけて赤メダカみたいな他人事の話として努めて軽く流して見ようとしている自分があった。 ここでの三田佳子のパンパンが完全な松田聖子とか中山美穂みたいな往年のスーパーアイドルの原型になっている事にも驚いた。 渥美清が伝説の落語家 3代目三遊亭歌笑を演じているのだが、本人を知らないのでどこまで、この人…