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山内志朗

(一般)
やまうちしろう

 現代日本の哲学研究者。1957年、山形県西村山郡西川町生まれ。山形県立山形東高等学校卒業。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。新潟大学人文学部教授を経て、現在、慶応義塾大学文学部教授。専門は中世哲学。このほか、現代思想、現代社会論、コミュニケーション論、身体論、修験道、ミイラなどについても研究している。日本の読書界に大きな衝撃を与え、日本の中世哲学研究の画期をなす『普遍論争 近代の源流としての』(哲学書房、のちに平凡社ライブラリーに所収)で知られる。
 『普遍論争』のほかの主な著作に

 『天使の記号学』(岩波書店、2001年)
 『ぎりぎろ合格への論文マニュアル』(平凡社新書、2001年)
 『ライプニッツ なぜ私は世界にひとりしかいないのか』(NHK出版、2003年)
 『 笑いと哲学の微妙な関係―25のコメディーと古典朗読つき哲学饗宴(つまみぐい) 』(哲学書房、2005年)
『<つまづき>のなかの哲学』(NHKブックス、2007年)
 『<畳長さ>が大切です』(岩波書店、2007年)

 などがあるほか、訳書にE.ピース『デカルト暗殺』や、ヨハネス・ドゥンス・スコトゥス『存在の一義性』(共訳)などがある。

共著や論文集としては、
「ライプニッツの影響」『ドイツ観念論前史』弘文堂 1990
「創作としての翻訳」『翻訳』(現代哲学の冒険 5)岩波書店 1990
「二〇世紀の水源 普遍記号学からコンピュータへ」『新コペルニクス的転回』(20世紀の定義 5)岩波書店 2001
「湯殿山信仰の成立とその神話化の過程」『神話・伝説の成立とその展開の比較研究』高志書院 2003
「コミュニケーションの文法」『知の地平 大学におけるマルチリテラシーと応用倫理』東北大学出版会 2003
「記号からメディアへ 声と文字をめぐるメディア論史的考察」『パラダイムとしての社会情報学』早稲田大学出版部 2003
「中世の存在論と異界論の構図」『異界の交錯 下巻』リトン 2006
「Arsから芸術が分離する時」『芸術の始まる時、尽きる時』東北大学出版会 2007*1

*1:以上の如き単行本のみならず、山内氏の単行本未収録の諸論文――これらは、幾多の雑誌や機関/季刊誌等に分かたれて、多数散在している――についてもお知りになりたい向きには、http://ci.nii.ac.jp/search?q=%E5%B1%B1%E5%86%85%E5%BF%97%E6%9C%97&range=0&count=&sortorder=&type=0を参観すべきことをお薦めしたい。

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