言葉は世界観の反映 山本玄峰 中川宋淵 飯田蛇笏 秋の草まつたく濡れぬ山の雨 〈いろはno思いこみ鑑賞〉と称して、詩や音楽についての鑑賞文を書いてきました。しかし、この「いろは」の鑑賞文は、作品の本質に迫るための文章ではありません。自分自身を語るための文章であり、詩や音楽をとおして自己を語るということです。 言葉は世界観の反映 山本玄峰 中川宋淵 飯田蛇笏 秋の草まつたく濡れぬ山の雨秋の草まつたく濡れぬ山の雨 飯田蛇笏 飯田蛇笏の句。この句もフレージングで「舌頭に千転」して詠んできました。この句については、おそらく次のような鑑賞が通常なされているのでしょう。------------------…