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斬り捨て御免!

(テレビ)
きりすてごめん

江戸の三味線堀にある三十六番所を舞台に、番所の頭取である“大将”花房出雲とその部下達の活躍を描くテレビ時代劇。
島田一男の時代小説『斬り捨て御免―江戸三十六番所』を原作にアレンジされた。
毎回のクライマックスで、花房出雲が悪の元締めを「ごぉぉぉめぇぇん!!」と気合い全開の咆吼と共に切り伏せるのが見所。
1980年に第1シリーズが放映され、第3シリーズまで続編が作られる。各シリーズによって、微妙に設定が違う。

第1シリーズ

勧善懲悪モノとして作られた正統派時代劇。
三十六番所の頭取に赴任した花房出雲が、一癖も二癖もある番士や、その周囲の人物たちと協力をしながら、大目付・朝倉丹波と共に世に蔓延る悪人どもを、「斬り捨て御免」と斬り伏せる。
結束信二東条正年といった、一流の映画人が脚本を執筆したこともあり、内容の濃い作品となっている。

第2シリーズ

世にはびこる悪人を人知れず始末する、必殺シリーズに酷似した形となった。
老中・白河楽翁の命を受け、江戸に暗躍する極悪人たちを人知れず始末するべく、有事の際に三十六番所は「鬼番所」となるのだった。

第3シリーズ

シリーズ初の一貫した敵対組織『翁一味』が登場。毎回何かしらの能力に秀でた幹部を登場させ、策を講じて出雲に襲い掛かるという、設定に特撮(仮面ライダー)的エッセンスを加えた異色作。
また、花房出雲の人物像を大幅に変更。女にだらしがないが腕は立つという、海外人気映画『007』に登場するジェームズ・ボンドを意識した設定となった。
その代わり、三十六番所はほとんど登場せず、花房出雲は愛人の芸者「小蝶」の家に入り浸り。それでいて、毎回登場する女性ゲストとラブシーンを演じる……という、これまで堅物であった出雲の人物像とは随分かけ離れているため、違和感を抱く視聴者も多かった。
白河楽翁は老中職を退いたが、翁一味による事件が起こるたびに出雲へ指令が届けられる。

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