鳳凰 鳳凰は想像上の神聖なる瑞鳥で、麒麟、霊亀、応龍とともに「四霊」と呼ばれる。鳳凰は羽蟲(鳥のように羽のある生物)360種の長、麒麟は毛蟲(獣のように毛のある生物)360種の長、霊亀は甲蟲(甲殻類のように殻や甲羅のある生物)360種の長、応龍は鱗蟲(蛇や魚のように鱗のある生物)360種の長とされていた。ちなみ人間は裸蟲の長である。この場合の「蟲」は動物全般を表している。 鳳凰の姿は時代によって(書物によって)異なるが、最も古く全身を表現した『説文解字』では「前は鴻(おおはくちょう)、後ろは麟、首は蛇、尾は魚、額は鸛(こうのとり)、髭は鴛鴦、紋様は龍、背中は亀、嘴は鶏、頷は燕、体色は5色」と記…