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七人の恋人

(一般)
しちにんのこいびと

大人計画の宮藤官九郎が作・演出を手掛ける「ウーマンリブ」のvol.9公演。 2005年10月〜11月、東京・大阪で上演され、人気を博した。
出演者は、大人計画/阿部サダヲ・三宅弘城・少路勇介・星野源・宮藤官九郎、ゲスト/尾美としのり・田辺誠一、の計7人。 「恋愛」をテーマとした7本のショートストーリーで構成され、上記7人だけで、子供・女性・老人・犬 等を含めた登場する者すべての役を演じ分けた。


内容は、「芝居」というよりは、むしろ「コント」。 宮藤が、『木更津キャッツアイ』 『池袋ウエストゲートパーク』 『タイガー&ドラゴン』 『GO』 『ピンポン』 『真夜中の弥次さん喜多さん』等の超人気ドラマ・映画の脚本ばかりでなく、たとえば『笑う犬』シリーズ等、お笑い番組の脚本も数多く担当していたことを思えば、こういう「芝居」と「コント」の融合作品もまた、宮藤官九郎らしい、と言えるだろう。
かつての『シャボン玉ホリデー』や『8時だヨ!全員集合』等に見られたような、生バンドの演奏(宮藤・三宅・星野による)も楽しい。
馬鹿馬鹿しくて くだらない中に、宮藤一流の「毒」も健在。


出演者たちは、それぞれに、適材適所。
大人計画/阿部サダヲは、あいかわらず芸達者で、抜群の存在感。 三宅弘城は 打たれ強く、少路勇介は 鋭く、星野源は なごみ系、宮藤は 女の子役が似合う。
ゲスト/尾美としのりは、かすかな恥じらいが好もしく、田辺誠一は、逆に、照れも恥じらいもかなぐり捨てて、二枚目を演じているのが興味深い。


あいかわらずの人気で、チケットが手に入りにくい「大人計画」公演だが、このたび、この『七人の恋人』が、主催公演では初めてDVD化されることになった。「大人計画」(ウーマンリブ)の魅力を自分の眼で確かめたい方は、ぜひ、お試しあれ。(発売:2006/5/3 販売元:ユニバーサルミュージック 定価:5000円)

七人の恋人Seven Love Stories

   1 FIRST・KISS
   2 ナンバーワン・イン・ザ・UNKO
   3 マタニティ堀内
   4 ほとんど×三宅マン
   5 SHOW-Z.com
   6 むねさん
   7 七人の恋人
作・演出=宮藤官九郎
出演=阿部サダヲ、三宅弘城、少路勇介、星野源、宮藤官九郎/尾美としのり、田辺誠一
会場=下北沢本多劇場(2005/10/15-11/13) 
     大阪厚生年金会館芸術ホール(2005/11/15-11/19)


[最終編集:2006/4/30] 

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