手代木正太郎 「涜神館殺人事件」あらすじを読んで面白そうだったので買ってみました。 主人公の女性は妖精と交信することが出来る霊能者として名が知れているが、その実態は手品で騙しているペテン師であった。あるとき「涜神館」という幽霊屋敷を所持している領主から屋敷の幽霊を呼び出すために霊能者を集めているという招待状が届く。霊能は存在せずすべてペテンだと考えていた彼女であったが、屋敷に集まった霊能者たちが見せた能力の数々はペテンでは説明がつかないものばかりであり驚愕する。そのうちの一人の能力によって「涜神館」に眠る何かを示唆する情報が得られたために捜索してみると、この館で消息不明となった女性の遺体が見つ…