谷崎潤一郎の作。初出:大正7年8月「中外」 きわめて客観的、写実的に少年の世界を描いた初期の作品。性の問題も、母性思慕も、唯美的な要素もまったくない。谷崎の作品としては、特異なものということができる。(参照「読書への招待」旺文社)
小さな王国・海神丸 (少年少女日本文学館4)
小さな王国 (1948年) (文芸春秋選書〈第15〉)