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小谷部全一郎

(読書)
おやべぜんいちろう

1867−1941 アイヌ救済運動家。。「義経=ジンギスカン」説を主張した偽史創造者。
慶応3年秋田県に生まれ。
明治21年、21歳でアメリカに渡航し、ハワード大学入学。さらにエール大学を卒業して、同大学院に進み、博士号を取得。牧師の資格も取る。
明治31年に帰国してからは、横浜で牧師をしていたが、洞爺湖畔の虻田村に移住し、社団法人北海道土人救護会を創設。そして日本初のアイヌ人のための実業学校も設立。
金田一京助は小谷部を「アイヌ種族の救世主」と述べている。
その後、政府に請願するなどアイヌのために活動を続け、差別解消に尽力するが、一応の決着(旧北海道土人法の制定)を見た明治42年に東京に出、そして講師をしながら、アイヌ人から聞いた源義経チンギスハン伝説を実証するために動き始める。当時から、アイヌの間には、義経伝説が流布していた。
そして陸軍を動かしてモンゴル調査まで行い、1924年(大正13年)「成吉思汗は源義経也」を出版。「義経=ジンギスカン」説を主張し、当時の大陸進出熱とも相まって、一大センセーションを巻き起こした。
晩年は、日本ユダヤ同祖説も立ち上げた。

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