1985年10月6日・あいにくの雨の降る中、東京競馬場で行われた、Mr.C.B. ミスターシービーの引退式には、1984年10月28日に同場で行われた、第90回・秋の天皇賞で2着のテュデナムキングの追撃をものとせず、1分59秒3のレコードタイムで優勝、四冠を達成すると共に、完全復活を果たした時の、ゼッケン番号・13番で登場、多くの競馬ファンに見送られて、ミスターシービー Mr.C.B.は、3年間過ごした、競走馬生活に終止符を打ったのである。 北海道・日高山脈に抱かれた、日高振興局管内・浦河郡・浦河町の岡本牧場で、千明牧場の名義により、父・トウショウボーイ 母・シービークインの仔として生まれた、…