1)第10段 後半 要旨 兼好は、「家の話」繋がりで、豪奢な邸宅に執着する「屋根の上に張った縄」の昔話を持ち出します。それは、兼好自身が一見それと似たような状況に出くわしたことがあったからなんですが、「あの昔話には別の一面があったんじゃないか」と、家造りの話から若干焦点ズレます。 その昔ばなしに登場した面々(NHK大河「鎌倉殿の13人」世代)を追っかけ、昔ばなしの場面時期を妄想してみたり、兼好がその昔ばなしを思い出した界隈などへも思い馳せます。 0)前置き 以下の4点を参照しつつ『徒然草』を、下手の横好き読解しています。 ①旺文社文庫『現代語訳対照 徒然草』(安良岡康作訳注/1971初版の19…