1973(昭和48)年大阪府生まれ。ノンフィクションライター。被差別部落から日本の殺人現場まで、あるいはNYハーレムの路地からイラクの戦場まで、独自のルポを執筆している。
著者:上原善広 発行:2009年 ここでいう路地とは被差別部落のこと。著者自身が大阪の被差別部落出身である。 日本各地の路地をめぐって現地調査やインタビューをしたもの。よくいえば当事者の声を聞いたということになるが悪く言えば資料的なまとまりにかける。でも、それも仕方なくて現地の資料館などでも被差別部落についての資料などは残さないのである。 現在でも部落差別が残っているかというと地域差もあるが、ほとんどないようだ。特に若者の間では。ただ結婚のときや何か事件があったときに部落民が疑われるとかいうようなことはあるようである。 今後少子化が続いていくと、部落差別の意識はなくなっていくことだろう。それど…