ルーペで見るとよくわかる。これぞ、斜文織! 高校家庭科教科書に織物組織のことが書かれています。代表的な三原(さんげん)組織として、平織(ひらおり)、斜文(しゃもん)織、朱子(しゅす)織があり、それぞれの特徴と用途を学ぶ内容です。 最近、デニムについて学ぶ機会があり、デニム生地をルーペで拡大して見たら見事な斜文織でした。斜文織は綾織(あやおり)とも言います。縦糸を数本飛ばして横糸が織られているので、斜めの畝が表面に見えます。ジーンズの表面を目を凝らしてよく見たら、斜めの筋が見えるはずです。ハンカチに使われる平織りに比べて、やや柔軟性もあるそうです。 30数年前のこと、教員採用試験で三原組織の用途…