現在の右翼は、戦前の伝統を引き継いで、我が国の歴史と伝統の上に立って反体制、国家革新を本質とする「真正右翼」の潮流と戦後における反共重視、体制擁護の街頭活動を主体とする「行動右翼」の潮流との二つに分かれ、これが互いに運動を高揚、激化させている。
真正右翼とは、「西郷南州に始まり、玄洋社、黒龍会、そして血盟団、五・一五事件、二・二六事件と続く徹底した反体制、国家革新をその本質として、生命以上の価値を国家に認める『没我献身、教国捨石』を思想信念とする」ものである。
大東塾、大日本生産党などに代表されるように戦前からの系統を引く団体とその構成員を言う。
cf.新右翼、ネット右翼、ウヨク