南部縦貫鉄道が営業運転を休止したのは1997年5月でした。早いもので、もう27年前のことです。あくまでも休止と言うことで廃止ではありませんでしたが、走れば走るほど赤字が膨らむので、やむを得ない判断だった様です。とうとう「メルヘンの世界」は現実に負けてしまいました。その後の休止期間は、野辺地~西千曳間の軌道用地(=国鉄清算事業団からの借用地)購入など、東北新幹線の青森開業を目論んで水面下の復活活動は続きましたが、なかなか実現しない新幹線開業に痺れを切らして、2002年8月1日をもって正式に廃止されました。 そんな南部縦貫鉄道の休止目前だった1997年のGWに、元祖レールバスの最後の活躍を見に行き…