2021年7月12日第1刷発行 帯封「謀略の生け贄か、救国の英雄か。二・二六事件の死刑囚が語る蹶起の真相。西安事件の被告人が訴える叛乱の首謀者。日本と中国の運命を変えた2つの兵乱にはいかなるつながりがあったのか。『蒼穹の昴』シリーズ最新刊は、興奮の軍事法廷ミステリー。」「『兵諫』とは、兵を挙げてでも主の過ちを諫めること-。日本で二・二六事件が起きた1936年。中国の古都、西安近郊で、国民政府最高指導者、蔣介石に張学良の軍が叛旗を翻すクーデターが発生。蔣介石の命は絶望視され、日米の記者たちは特ダネを求め、真相に迫ろうとする。日本では陸軍参謀本部という秘密の匣の中で石原莞爾が情報を操っており、中国…