コミックソングから演歌へと路線を転換して大ヒット 「雪」をタイトルにした歌謡曲は意外と少ないが、そのひとつがこの「雪国」だ。 「ヨシ、行くぞー」だなんてふざけた名前だが、その人がこんな名曲を世に送り出すものだから、歌番組のアナウンサーからも畏まって「吉幾三さん」と呼ばれてしまうわけだ。 この曲がリリースされる1年半ほど前、『俺ら東京さいぐだ』が大ヒットしたが、「ヨシ、行くぞー」の名前に相応しく、一発屋で消えていくと思いきや、まさかそこからこの「雪国」、さらには「酒よ」と続くとは思わなかった。 好きよあなた 今でも今でも 暦はもう少しで 今年も終りですね 逢いたくて恋しくて 泣きたくなる夜 そば…