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前鎮区

(地理)
ぜんちんく

台湾高雄市の市轄区。前鎮の由来には2説がある。一つは鄭成功が台湾を統治していた時期に西洋人の相次ぐ侵攻に備えるべく草衙に防禦拠点を築き、草衙の前に置かれた鎮営守という意味で前鎮と呼ばれるようになったというものであり、もう一つは清代に匪賊の被害が相次ぎ、府県は派兵しこれを鎮圧したことから前鎮と呼ばれるようになったという説である。

前鎮区は前鎮、草衙、獅甲(旧称戲獅甲)、籬仔内、岡山仔の5地区に分けることができる。清代より岡山県に属していたが、1920年の地方行政改革により前鎮、戲獅甲は高雄州高雄郡高雄街に属するようになり、籬仔内、岡山仔は鳳山郡鳳山街に、草衙は鳳山郡小港庄の行政管轄に置かれるようになった。1924年に高雄市に編入された際に前鎮及び戲獅甲は高雄市にまず編入された。草衙、籬仔內、岡山仔は1940年に高雄市編入となった。戦後これらの5地区が合併して前鎮区が成立し現在に至っている。

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