在日朝鮮人によって1950年に結成された非合法地下組織。略称は「祖防隊」(そぼうたい)。1950年1月より、外国人登録証の更新及び未登録者(密入国者等)の強制送還が行われることになり、それに対抗するために結成された。同年4月には、上部組織として「朝鮮祖国防衛委員会中央本部」が設けられた。
1955年には朝鮮総連が結成され、階級闘争・祖国統一事業は新たな段階にレベルアップした。これにより、非合法闘争を行ってきた祖防隊は発展的に解散した。この歴史的経緯により、朝鮮総連は、2010年現在も公安調査庁から「破防法に基づく調査対象」との指定を受けている。