●長野の南アルプス・伊那谷地域で行われる旧暦・霜月(11月→現代の12月)に行われる、湯立神楽を中心とする祭。
●とても大きな湯釜に湯を立てて、それで暖を取りながら、面を着け、舞いを舞い、郷民も客人も一緒になって今年の収穫を言祝ぐもの。
●「探湯」〔くがだち〕といって、熱湯の中に手を入れても、嘘を付いていない「真人」であればヤケドしないという信仰を遠祖とする。
●それが山伏や教化僧などによって各村々に伝えられたもの。
●その湯を浴びせてもらうと翌一年「無病息災」というもの。熱湯とて、榊の先に付けて、細かい水滴で飛ばすものであるため、全然熱くなどない。