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即時インプラント

(サイエンス)
そくじいんぷらんと

インプラント治療は通常植立手術をしても、すぐには歯は入らない。
患者さん側ではインプラントを植立すると、すぐに歯が入ると期待(誤解)している方が多数存在していて、インプラント植立したその日に歯が入る事を強調する為に、即時インプラントとして呼んでいるようである。
現実には、06年に専門書が出版されて、それが契機と成り国内で即時インプラント(即時荷重インプラント)治療が行われだしたが、メーカーが主導しているだけであり、中々思い通りの結果を出せずに大変な状況であると言う話である。
従って、患者さんは安易に考えて治療を受けるべきではないし、又術者側も安易に取り組むべきではない。
まだまだ研究途上の治療法で、出来る術者を厳密に選択する方が無難であろう。
現段階で成功しているのは1本だけの治療か、1本もない総義歯の患者さんに全顎的に植立手術をして固定して行う治療では、ある程度の成功の方法が確立しつつある状況である。
即ち、部分的な歯を3本以上繋がって喪失している患者さんへの治療方法は、まだ途上と言え、術者をかなり限定する。
しかし、実は国内で最も需要が高いのは、このような複数歯の喪失された患者さんであり、そう言う意味で術者側と患者さん側のすれ違いが顕在化しつつある。
つまり、始めに述べたように患者さん側は、複数歯の喪失でインプラントを本格的に考慮するのであり、医院を訪れるのであるが、即時インプラントは出来ませんと説明を受け、結果として失望感を与えている面が問題である。
現在ではいまだ、ごくごく一部の術者しか可能でない、超最先端レベルのインプラント治療である。

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