映画監督・テレビディレクター
海外映画祭では「今村昌平とウディ・アレンの血縁のない末裔」と評されている映画界の奇才。
「村上賢司の摩訶不思議な作品群は、リアルな現実を奇妙なものに変化させ、ありえない虚構を身近なものに変質させてしまう。そんな手法は他に類を見ない。ただただ素晴らしい体験をさせてくれるのだ」(Midnight Eye.com トム・メス)
1970年生まれ。16歳から映像作品を作り始める。
1995年作品『原色バイバイ』でイメージフォーラムフェスティバルで入賞。
1998年に制作した、セルフドキュメンタリー作品『夏に生れる』でゆうばり国際ファンタステック映画祭オフシアター部門でグランプリ、イメージフォーラムフェステバルで審査員特別賞受賞、バンクーバー国際映画祭ドラゴン&タイガー部門(カナダ)、ロッテルダム国際映画祭(オランダ)、東京国際映画祭、サンフランシスコ国際アジア・アメリカ映画祭、フランダース国際映画祭(ベルギー)、ペサロ映画祭(イタリア)、ポップコーン映画祭(スウェーデン)、高崎映画祭、シネアジア映画祭(ドイツ)で正式招待。
その後、『呪霊2』『呪霊THE MOVIE』などのホラー作品を多く監督。
2003年に制作した、ドキュメンタリー作品『川口で生きろよ!』がSKIPシティ国際Dシネマフェスティバル短編コンペ部門、Nippon Connection Japanese Film Festival (ドイツ)、シネマジア映画祭(オランダ)、ボコタ映画祭(コロンビア)、シネアジア映画祭(ドイツ)、バルセロナアジア映画祭(スペイン)、やまがた2003 ドキュメンタリー映画フェスティバル 日本大展望(パノラマ)、大山子芸術祭(中国 北京)、香港インディパンダ国際短編映画祭、フィルム・フロム・ザ・サウス映画祭(ノルウェー)で正式招待。
2004年、自主制作作品『地獄便り』がチョンジュ国際映画祭(韓国)で招待上映、『集団自殺刑事』で「悪魔の刑事まつり」に参加、連続テレビドラマ『怪奇大家族』(テレビ東京)で2話監督。
2005年、テレビドラマ『新耳袋』(BS-i・キングレコード)で3話、また『スパイ道2』(BS-i)で1話を監督。Nippon Connection Japanese Film Festival (ドイツ)の要請でPV作品『月と遊ぶ』を制作、小中千昭氏プロデュースの「ファンタスマゴリア 〜封印された映像コレクション」に参加している。
2006年、テレビドラマ『ケータイ刑事・銭形雷』(BS-i)、『西東京タワー少女』(BS-i)、『怪談新耳袋 最終夜』(BS-i・キングレコード)またテレビ東京のメディアリテラシー特番『森達也の「ドキュメンタリーは嘘をつく」』(民放連賞・優秀賞)の監督をしている。オリジナルビデオとして『工場萌えな日々』を発表している。同年に監督した自主映画『拝啓・扇千景様』はNippon Connection Japanese Film Festival (ドイツ)、バルセロナアジア映画祭(スペイン)などで正式招待。
2007年、『占い師・天尽』(CBC)、『怪談新耳袋・絶叫編・牛おんな』(BS-i・キングレコード)、『デコチャリ野郎』(オリジナルビデオ)、『ミルパパ・しあわせの雑貨店』(ミランカ)を監督、ガンダーラ映画祭において『俺の流刑地』を発表している。
また「SWITCH」「週刊金曜日」「散歩の達人」「Hotwax」などで文章を発表している。
イメージフォーラム付属映像研究所特別講師
心霊ミステリーファイル 呪霊2?殺人現場の呪い? [VHS]
ファンタスマゴリア~闇に封印された映像コレクション [DVD]