1902年3月9日 - 1998年11月25日
袖に丸みを持たせた婦人用和服の茶羽織や、日本万国博覧会のコンパニオン衣装にも採用されたツーピースきものなどを考案。化学繊維などの新しい素材や洋裁の手法を取り入れ、経済的で機能的な和装のデザインを手掛ける。1954年、大塚末子きもの学院(現 学校法人大塚きもの・テキスタイル専門学校)創立(※1)。晩年は病床から起きあがれない「高齢者のためのきもの」の開発に情熱を注いだ。
「新きもの作り方全書」「和服コート作り方全書 」「大塚末子の新・ふだん着」「新しい和裁」「きもの百科」「女、八十歳の伝言 」「これからのきもの」「もんぺ讃歌―生きて、愛して、おしゃれして 」etc.著書多数。
「新きもの作り方全書」(1972年4月初版)は改定なしで40年以上重版が続けられ、「大塚末子の新・ふだん着」(1988年5月初版)は、水屋着・もんぺ・ツーピースきもの、洋感覚を取り入れたお寝間着等、新しいアイデアを盛り込んだ内容となっている。
※1 H25/9現在、26年度学生募集は停止