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大矢市次郎

(アート)
おおやいちじろう

俳優。1894年2月浅草生まれ。13歳のとき、藤井六輔に弟子入り。「藤川宗六」と名乗るが、のちに本名の「大矢市次郎」となる。新派の名優・伊井蓉峰を終生の師とし、戦前は新生新派、戦後は劇団新派の中心メンバーとして活躍。枯淡でシブい芸風で、泉鏡花作『婦系図』、川口松太郎作『鶴八鶴次郎』、北條秀司作『佃の渡し』といった人気演目では、花柳章太郎、初世水谷八重子、市川翠扇らのよき相手役となった。また、文学座公演『大寺学校』(久保田万太郎作)に客演するほか、映画、テレビ、ラジオへの出演もある。1972年5月没。著書に自伝エッセイ『日々願うこと』(六芸書房、1965年)がある。

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