月刊誌・文藝春秋の最新3月号に歴史学者・桃崎有一郎氏が画期的新説と銘打って「邪馬台はヤマトである」という表題のもと、こう着状況にある「邪馬台国はどこにあったのか」の論争に決着をつける勢いで記事を書かれている。 この記事は2023年に同氏が学術輪文として発表されている『邪馬台国畿内説の新証左ー「倭」「ヤマト」地名の相互転移と王業・諸侯国ー』を一般向けに説明したものであるらしい。 桃崎氏は元々古代や中世の法制、政治の関係史が専門で私も著書「武士の起源を解きあかす」などを読んだことで記憶があり、記事によると邪馬台国研究の門外漢ながら、専門の中国から日本に伝わった「礼」の研究の過程で糸口をつかんだとの…