永井智子は歴史小説家永井路子の母にあたる。このブログ記事によると、永井路子は母智子と荷風は遠い縁戚だと発言している。 昭和13年(1938) 5月1日、夕方オペラ館に行きソプラノ眞弓明子の部屋で葛飾情話台詞の稽古をする。幕間に明子輝子よし美とともに出てシャトルで夕飯を食べる。葉書を菅原君に送る。 5月2日、朝日新聞から電話で拙作歌劇のことについて問い合わせあり。・・門を出ようとするとき東京日日新聞の記者が来るのに会い書斎に呼び寄せる。これもオペラ館歌劇のことに関してである。京橋から地下鉄で浅草に行き宮城輝子竹久よし美淀橋太郎毛利好尚らと森永で飲む。小川丈夫が来て鎌倉から歌劇作譜の一部が到着した…