19世紀の末に、近代日本語活字産業史上空前絶後と言ってよい記録を残したTypefounderがありました。築地活文舎といいます。「文字っ子」を自認するような方であれば、2004年に大日本スクリーン製造から発売された「日本の活字書体名作精選」シリーズの1つである「築地活文舎五号仮名」に思い当たったことでしょう(https://www.screen-hiragino.jp/lineup/kana/index.html#h2_06)*1。築地活文舎五号仮名フォントの組見本を兼ねた2004年の解説文(https://www.screen.co.jp/ga_product/sento/pro/typog…