中部日本放送(CBC)製作のローカルバラエティー番組『ノブナガ』のコーナーの1つで、「ワッキー」こと脇田寧人(ペナルティ)が挑んだとても過酷な企画であった。
ルール
- ワッキーが、街で声を掛けた人に「行った事のある地名」の場所をしりとりしてもらう。
- そして、相手が答えた地名の場所に必ず行かなければならない。
- その際の移動手段に、飛行機は使うことが出来ない。*1
- 次にしりとりをする際、地名に「○○町」「△△村」「□□×条(丁目)」などが付く場合、「町」「村」「×条(丁目)」などの前の地名で、再びしりとりをする。
- 例えば「東京都渋谷区渋谷×丁目」でしりとりをする場合、最後の文字は「や」なので、「や」から始まる地名を答えてもらい、その場所にワッキーが向かう事になる。
- 次の文字が濁点音の場合、濁点を取っても良い。(例えば「ば」の場合、「は」でもしりとり出来る。)
- もし、地名に「ん」が付いた場合、1つ前のしりとりした場所まで戻る事になる。
- 実際、「(札幌市西区)琴似(ことに)×条」から「(東京都)新島村・本(にいじまむら・ほん)村」に移動し、「ん」が出たので「琴似」に戻った事もあった。
- 「愛知・岐阜・三重」の東海三県(製作のCBC放送エリア)の地名が出れば企画が終了。
- 最初に「名古屋」の「や」から始め、「矢場町(愛知・名古屋市)」→「羽島(岐阜・羽島市)」と順調に進んでいったが、それ以降、「三重」の地名だけが一向に出なかった。
- 幾度と「と(鳥羽)」や「い(伊勢)」「ま(松阪)」という頭文字のチャンスに出会っても、「洞爺」「指宿」「松山」等と三重とは関係ない地名を答えられてしまうケースばかりだった。
しりとりを続けていくうちに…
「それだけ三重県は知名度が低いのか……」と、ワッキーやこの番組を見ている三重県民は少し落ち込むほどだった。
そんなこんなで、三重県の地名だけを求めてもうかれこれ3年以上も日本中を彷徨い、海外の地名が出たときには、海外にも出向いた。*2
これだけ長く全国各地を旅する事から、土地独特の食べ物にも触れ、いつの間にかグルメレポーター的な役割を果たすようになり、グルメ情報雑誌では、「ワッキー推薦の全国料理店」を集めた特集なども組まれるようになった。
本人は、宇和島で食べた「割烹丸水」の鯛めしが非常にお気に入りであった。
また、その土地土地で出会った人との交流も結構あり、松山駅の「じゃこ天おばちゃん」との交流は、特に印象深いものであった。
しりとり開始から3年半…
2004年10月9日の放送*3で、「(東京都)練馬区向山(ねりまくこうやま)」でのしりとりで、遂に「松阪(三重県松阪市)」が出て、当企画は無事終了した。
地名しりとり伝説
現在、この「地名しりとり」のコーナーを再放送をしている。
- 中部日本放送(CBC)(愛知・岐阜・三重)では 毎週日曜日6:00〜6:30*4
- RKB毎日放送(RKB)(福岡)では毎週水曜日深夜に2005年11月から1年遅れで放送開始。