こんなにも寂寞な冬の日、 きのうはblogの閲覧数が53もあった、 いったいなにがあったのかと訝る きょうは18で、 なにが注目されたのか、 それはわからない おお、淑やかな獣たち おれの内奥を喰い荒らして、 涼しい顔で去ってしまうまでに どれだけの経験があったのかを 公衆電話から伝えろ 右に尖塔、 左には風見鶏、 そそり立った男が、 ゆっくりと落下する夢 連続を失った映画が、 おれのなかで夢を見る ひととひとが抱き合い、 そしていなくなる 遠ざかる景色のなかで 琺瑯の鍋がガンボを煮詰め、 おれは慄く おれは戦慄く 小さな駅がまるで大きな主語のように 都市郊外に建設され、 まるで辞を失ったかの…