年を取ると、若い頃はぜんぜん良く思えなかったものが急に「あーなるほどそういうことか」的に〈良さ〉が《わかって》しまう……ここのところ俺の中でのそんな事例が増えた。例えば、昔はまったく面白くもなんともない軽薄なタレントとしか思えなかった中山秀征に対して、今はその「受けの芸」、あるいは「幇間芸」の凄味……というか凄味をまったく感じさせないところに真のすごさがある……から目が離せなくて、テレビで見かけるたびにじっと見てしまう。 まあここは仮にもゲームBlogなのでゲーム関係でのそういう話をすると、『サクラ大戦』の主題歌「檄!帝国華撃団」も俺の中でのそういう事例のひとつだ。言わずと知れた名曲だが、最初…