成瀬巳喜男監督『女が階段を上がる時』東宝,1960見たことのない映画だと思っていましたが,途中で,やはりテレビ見たことがあると思い返しました.実際に見たことがあるのかどうかは不明で,似たような映画シーンなのかもしれません.***1960年はたしかにあんな風景であったのですが,銀座は私には遠い町でしした.バー「ライラック」の雇われマダムの圭子(高橋秀子)は30歳.(当時としては)中年にさしかかっていました.使っていたユリ(淡路恵子)が店をもって,客を横取りし,圭子の店の売り上げが下がり,圭子めあての客であっても,彼女がなびかないので,つけ払いを渋ります. 『女が階段を上がる時』雇われマダムの圭子…