⭕️ 美術教師と作家の両道を紡いで-3 堀川紀夫(Horikawa Michio) 11月のアポロ12号の際は採取した12個の石を石屋で二つに切断して一方を送りもう一方を河原に返す試みをした。石の半分はアートになり、半分は河原に残り続けるという物語の生成を意図した。 同月に糸魚川市展の審査で知己を得ている前田常作から紹介状をいただき、稲憲一郎、竹田潔らとの「精神生理学研究所」と名付けられたメール・アートのグループ活動に参加。 決められた日時の行為、無行為の記録を結集して50名ほどの相手に送り届けことで成立する「見えない美術館」の活動だった。 その最初の12月7日付けの作品で、米国のアポロ計画の…