孤独と崩壊の間で 銀傭兵との出会い 真実と脱出 孤独と崩壊の間で 狐が『砂漠の都会』を去ってから本当に孤独となってしまった。 家族には『パンドラ』によって死んだとされている。 (『パンドラ』時、連鎖暴発の影響で遺体も建物も跡形もなくなったため、行方不明=当時、『成都』のビルにいた=『パンドラ』での死亡者 という認識だった) 母の営む裏路地のパン屋に行っても、透過魔法を使っているから認識されない。 そもそも母は私が姿を変えて活動をしていたこと、魔術自体使えることを知らなかったのだ。だから、私が『パンドラ』に関わっているなんて微塵も思っていないだろう。 『砂漠の都会』の外に出れば自由なのかもしれな…