著者:ジャック・ロンドン翻訳:辻井栄滋 出版社:社会思想社 本作も皆川作品同様、長年積んできた作品で勢いのまま棚卸。 題名の「ジョン・バーリコーン」はアルコールのこと。 要するに著者とアルコールの関係を吐露している自伝的作品。 子供のころから様々な職業を渡り歩き、読書し、そしてアルコールと どのように付き合ってきたかが延々と書かれており、それこそお腹一杯。 控えめに見てもアルコール依存だよなと思うが 時に宇宙まで持ち出しながら哲学的な思いを吐露し、 アルコールは無くても大丈夫、常にコントロールしていると 繰り返すあたりがなんとも・・・。 酒飲みが仕方ないじゃないかと酒を飲む理由を言い訳する様は…