東京の階段―都市の「異空間」階段の楽しみ方作者:松本 泰生日本文芸社Amazon 図書館で、サイクリングマップとか街歩き関連の本を繰り返し借りている。 この種の本は、購入した場合「死蔵」してしまうことが多く、図書館で、背表紙を眺めながら、「これ久しぶりに読んでみよう」と思うような(そして時間がなくて結局読めずに返す、ということを繰り返すような)付き合い方が、自分にとっては正解だ。*1 『東京の階段』も、そのようにしてこれまでも数回借りたが、今回、その面白さを発見するまで、しっかり読めていなかったし、むしろ印象は悪かった。 不満を感じていた部分その1 「東京」と名がつく地理本は、そのほとんどが、…