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天文単位

(サイエンス)
てんもんたんい

[英] astronomical unit
天文単位とは、天文学で用いる長さの単位。略称は「AU」。
国際単位系(SI)に属する単位ではないが、SI国際文書においてSIとの併用が認められている単位である。

定義

正確に149,597,870,700m(1億4959万7870.7km)である。この長さは地球と太陽の間の平均距離(太陽からのニュートン的重力のみを受けガウス年を周期として円運動するテスト粒子の軌道半径)に由来している。便宜上1億5千万キロメートルと覚えておけば殆どの場合間に合う。

用途

太陽系の距離の話をするときに手ごろな数字になるのが天文単位のいいところである。例えば「今、地球と土星は10天文単位くらい離れています」といわれると、土星は太陽より10倍遠いところにあるとわかる。また「土星の軌道半径は1.4294×109km、海王星の軌道半径は4.504×109kmです」と書くより、「土星の軌道半径は9.5天文単位、海王星の軌道半径は30.1天文単位です」と書くほうがわかりやすい。

補足

測定方法が精密になって、1天文単位は太陽と地球の平均距離よりごくわずかに短いことがわかった。差は50Kmくらい。


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