今月の歩く会は、飯能市をひとまわり。 山間のこの地は、幕末に「武州世直し一揆」、維新のとき彰義隊残党による「飯能戦争」、ふたつの騒乱に巻き込まれた。 飯能は今でも小さな街並みが、山ふところに沈むように存在する。そこをぐるっと回って、騒乱の面影が残っていればそれを偲ぼうという目論みだが、どうだかなあ。今回は案内役なので、写真は撮れず、下見のとき(2023年晩秋)の画像を使った。 それにしても、江戸から遠く離れた僻村にまで、時代の波は容赦なく押し寄せたものだと感慨新たなり、なのだが、街中に伝統的な建物も残っているから、それらを打ち眺めながら、ゆるゆると参ろうと思う。 街中の家並みの中に今も残る「中…