リベラルと呼ばれる思想がどこから来たのか、そして世界情勢と時代の変化によってどのように変遷して、現在は如何なる思想となっているのかを解説する本。 とても分かりやすく為になる本だった。 左翼という言葉があまりにも雑に使われているといつも思っている。特にネットでは、何もかも十把一絡げにして左翼と呼んでいるような表現によく出会う。ネット右翼のような荒唐無稽な論理の人たちから見れば全て左に見えるのだろうが、奴等はアホ過ぎて話にならないとしても、まともに政治を語ろうとしている人の文章でさえ左翼と左派とリベラルを混交して使っているのを見るとうんざりする。元々、右翼だとか左翼だとかそういう政治思想に関心がな…