最近石巻図書館で「大正~昭和初期 空撮の旅 仙台・宮城鳥人記」をいう本を読んだ。宮城県初の民間飛行士である高橋今朝治が戦前に複葉機から撮影した写真について解説を付けた本である。 その中に、私の実家がある石巻市渡波町の昭和3年頃の空撮写真が掲載されていた。実家の辺りは昔塩田があった所だが、その塩田を構図のメインに空撮写真を撮っていた。おかげで、私の実家がある場所が昭和初期にどんな様子だったかはっきり知ることができた。 この地にあった塩田は入浜式塩田と言って、潮の干満差を利用して満潮時に海水を塩田に取り入れる方式である。海と接していない部分は堀が囲んでいてそこから海水が入る。この頃実家があった場所…