島嶼町村制とは、かつて日本の島嶼部で施行されていた制度の一般名称および同名の勅令のことである。 現在の、青ヶ島村を除く東京都伊豆諸島、島根県隠岐諸島、長崎県対馬、鹿児島県三島村・トカラ列島および奄美群島、沖縄県で施行された。 各島嶼部は、1888年の市制および町村制施行から、1889年の勅令第1号により除外され、島庁が設置され本土町村とは異なり府県庁による直接統治が行われていたが、1907年3月16日勅令第46号により1908年以降、上記の島嶼で町村が設置された。
新刊出来。 菅田正昭離島論集〈共同体論〉 著 菅田正昭2024年1月刊四六判糸篝上製 213頁ISBN 978-4-86426-049-7 C3339装幀 林哲夫発行 みずのわ出版プリンティングディレクション 黒田典孝(㈱山田写真製版所)印刷 ㈱山田写真製版所製本 ㈱渋谷文泉閣 価格5,500円(税込) 離島論の第一人者による、シマ/クニという視座からの広義の共同体論。およそ半世紀にわたって季刊「しま」(公益財団法人日本離島センター広報誌)に寄稿してきた論考から、20本を厳選。 [著者]菅田正昭(すがた・まさあき)昭和20年(1945)東京生まれ。学習院大学法学部卒業。同46年(1971)から…
<!-- more --> トカラ列島とは? トカラ列島は、日本の南西諸島の一部で、鹿児島県に属する島嶼群です。この列島は行政上、鹿児島県鹿児島郡十島村に所属しており、気象情報では奄美地方の一部(北部)として扱われています。 地名の由来については諸説あり、「トハラ」や「タカラ」などが挙げられています。かつては七島や川辺七島、宝七島とも呼ばれていました。明治期以前には薩摩国川辺郡に属しており、十島という名称で知られていました。 1884年には地理沿革をまとめた『川辺郡七島問答』が発表され、1897年には大隅国大島郡に編入されました。1908年には島嶼町村制が導入され、十島村として組織されました。…