東経大

前のページからの続き。 https://ovanrei.hatenablog.com/entry/2024/02/27/190000 ◆村山陸軍病院正門跡 高射砲第七連隊(東部第七十八部隊)は、昭和十四年(1939)に部隊を新設し、翌年には村山村 (武蔵村山市学園地区)の陣営地へ兵舎や営庭のほか、トラックの運転練習場などが設置された。 その後、昭和十八年(1943) 五月に高射砲第七連隊は解体され、この陣営地は同年九月に少年飛行兵短期制度(乙種制度)を行う所沢陸軍航空整備学校立川教育隊の教育訓練施設として転用された。 ◆東京経済大学 武蔵村山キャンパス 『東京経済大学（とうきょうけいざいだいが…

東京を出立の日の朝、国分寺駅前の姉のマンションを出て、朝の散歩をする。この旅行期間中風邪が抜けなくて、思うように予定はこなせなかったが、今朝はなんとかいい気分で朝歩きを楽しめそうだ。 駅からは、早稲田実業の生徒たちと一緒になる。昔は大学の近くにあった早実も今は国分寺に移転して、新設された初等部の生徒も通っている。早実を過ぎて学芸大学正門前に。ケヤキ並木の向こうでかつての同僚大村先生の奮闘する姿が目に浮かぶ。 今日の目当ては、学芸大近くの金光教東京学生寮だ。小説家の小川洋子さんが入寮していたころとは様変わりしてしまったのだろう、一続きのおしゃれなアパートになっている。とりあえず、門の前で天地書付…

おっさんちは国分寺崖線の段丘上にあったので、僕たちがそこに行くにはどこかの坂（有名な「たまらん坂」もその一つ）をのぼらないといけなかった。 おっさんちのあたりから国分寺崖線を東にたどると、３キロほどで、東京経済大学のキャンパスにぶつかる。崖線上に広がる大学で、図書館などは崖に沿った階段状の建物だった。 80年代初頭の大学は、学生運動の汗臭さや貧乏くささを抜け出して、新人類が闊歩する空虚で明るいポストモダンという時代に入りかけていた。当時の現代思想ブームの中心人物の一人と目される今村仁司先生のいる東経大に僕は偽学生として入り浸っていた。 今村先生は『現代思想』のドゥルーズ＝ガタリ特集に登場して、…

横浜で開催されている関東大学バドミントン秋季リーグ戦。最終日となる今日も母校東京経済大学の応援へ。堀切めだか1号店の営業はサチコとケイコに託し。 今日はランキング的には格上の相手でしたが見事勝利。これで２部リーグ4位となり、関東の大学の男子バドミントン部のランキングは約100チーム中10位に。創部58年での過去最高成績。 40年前の在学中は主将として、そして5年前までは監督、総監督として深く関わってきた東経大バドミントン部。今回の結果は嬉しい限りで、本当に感慨深いものがあります。 そして来年。今回の主力選手のほとんどが3年生以下のため卒業による戦力低下はほとんどない状態で春を迎えることができま…

プロのメダカ師が身につけなければいけない能力の一つが「目が肥えている」という能力。今回はそんなお話を。 先週の土曜日。母校である東京経済大学バドミントン部の男子チームが２部昇格を果たし祝勝会が開催されました。写真に写っているうち６人がOB、一人が部長先生（顧問の様な立場）、残りが現役の学生たちです。卒業から３６年。私はこの中でもう２番目の年長者となりました。現場の監督、コーチは若いOBに任せていますが、数年前まで私はこのチームの監督をしていました。メダカ事業を開始する以前のことです。 関東の大学リーグは１部６校、２部６校、３部１２校、４部～６部各２４校のおよそ１００チームが参加するリーグです。…

今日は寺山修司（1935－1983）の亡くなった日だから、寺山の競馬の本を読む。寺山の忌日を意識したのは初めて。1983年の5月と言えば、よく覚えている。僕が大学4年生になって東経大の今村ゼミに通い出し、就職活動の足音が聞こえだしてきたころだ。テレビのニュースで寺山の死を知っても、当時の僕には覗きで逮捕された文化人というイメージしかなかった。 今日は、初めの三分の一くらいしか読めなかったが、寺山の競馬エッセイの特徴はよくわかった。競馬に人間の人生や自分の思い入れを重ねる、という方法だ。 ダービー馬という頂点をきわめる馬と同じ日に生まれても、鳴かず飛ばずの馬がいる。ダービー馬の栄光は記憶されても…