閑けさやクマガイソウに風もなし クマガイソウが咲いている、という新聞記事を読んで友人と見に出かけた。図鑑でみるクマガイソウの派手な姿を実際に見るとこができると思うと、向かう車中からワクワクした気分になる。 件の場所は、静岡県掛川市倉真で人里からさほどではない山中だった。現場は林道のすぐわきのやや荒れた竹林の中で、適度に日も当たりそうだ。手作り感のある保護ロープが張られていて、保護会の人が2人、手入れの作業をされている。その足下に待望の花が、2,30ほど、まさに盛りと咲いていた。その様は、言葉より写真のほうが分かるだろう。 花株は林内に点在していて、100mほど離れた場所にも保護地が設定されてい…